siberiandream.cocolog-nifty.com > 1.ベレスタ・職人の部屋

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001

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職人の部屋。
ベレスタ職人の多くは、副業でベレスタを製作している。
ロシア経済が好調で本業(会社員や公務員など)が忙しくなったため、ベレスタ製作を辞める職人が増えている。


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白樺樹皮の薄皮をはがすと、赤ちゃんの素肌のような生地が現れる。
この写真の樹皮には、チャガ(カバノアナタケ)というキノコが生えているのが見える。


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生地を傷つけないように、慎重に薄皮をはがす。
生地の色、模様、樹皮の厚さ、大きさなどを見ながら、職人は、(この生地の魅力を最大限生かすために、これで何を製作すればいいか)と思案する。
最初から「あれを作ろう、これを作ろう」という計画をもたない。
客から注文を受けても、適した樹皮がなければ製作しない
逆に、樹皮にふさわしい、と思えば、同じ商品ばかり大量に作る
この点が、商業主義になじみにくいところです。

「金を払うから大量に作って欲しい」と企業から依頼されることもありますが、
「ごめんなさい、さようなら」です。


004

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穴あけ器で一個一個穴を開ける。
「この機械もベレスタ職人が考案したものだ」と自慢されたが、
(一度に一個ずつしか開けられないのは効率が悪そう)と私は思ってしまった。


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錐(きり)で穴を開ける。
力仕事だ。


006

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樹皮の紐を使って、縁や模様を編みこむ。
全て手作業、力仕事だ。


007

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素材を生かした作品。
白樺樹皮とバンダナ。


008

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職人のテーブル。
この職人は、模様を彫ったり型押ししたりせずに、
樹皮の素材の美しさをそのまま利用した作品を作っている。
写真の作品は、バンダナとブレスレット。
ブレスレットには、天然石(カーネリアン(紅玉髄)、ローズ水晶、メノウ)がはめ込まれている。


009

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白樺の樹皮とアシスタント猫。


009a

009a

白樺の樹皮。
生地の状態で、いろいろな色をもつ。


Forest1

Forest1

白樺の森でキノコ狩り
白樺の森は明るくて、下草も豊か。
草の間や積もった枯葉の下にあるキノコを探す。
一方、松の森は昼でも真っ暗で、下草がない。
「グリブニック」と呼ばれるキノコ狩りの名人は、森のどこにどんなキノコがあるかよく知っている。


Forest2

Forest2

白樺の木の樹皮をはがした跡。
黒い内皮をして白い表皮だけはがせば、4,5年で新しい白い樹皮が現れてくる。
経験を積んだ職人は白樺の回復を考えて慎重に採取するが、
商業主義に走って慎重さを欠いた職人は、
木まるごと切り倒したり、木を枯らすようなはがし方をする。
最上の白樺が取れるトムスク市の周辺は
乱伐が続き、ベレスタ用の白樺はほとんど枯渇しつつある。


Forest3

Forest3

美しい白樺。
節や傷の少ない上質の白樺は、100本中1本あるかないか
白樺の森そのものが目の保養だが、
その中で美人の白樺に出会えれば、思わず「ラッキー!」と叫びたくなる
(街中で美人/美男子を見かけたような気分)。